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電機
輸送用保護フィルムの厚みを約40%削減|廃棄物削減と調達リスク対策を両立
お客様のお悩み

空調機器メーカー様の購買部門と物流部門の方から、ご相談をいただきました。
輸送中の製品を保護するために、粘着フィルムを使用されています。
お困りごとは2つありました。
1つ目は使用後に発生する大量のプラスチック廃棄物です。保護フィルムは輸送が終われば役目を終えるため、出荷量に応じて廃棄物も増えていきます。
廃棄物の削減は、お客様が企業方針として掲げておられるテーマでもありました。
もう1つは調達です。このフィルムは1社のみから調達していたため、調達先が限られているというリスクがありました。加えて、納期も長期化しており、急な需要の増加に対応しにくい状況でした。
2社目の調達先も検討されましたが、既製品の中には、品質とコストの両方を満たすものは見つかっていませんでした。
当社のご提案
当社がご提案したのは、樹脂原料の配合技術によって厚みを約40%削減した薄肉化フィルムです。
保護フィルムに求められるのは、輸送中に製品を守ることです。厚みを減らしても、その保護性能を落とさないこと、そして現場での使い勝手を変えないこと。この2点を前提に、樹脂の選定と配合を工夫しました。
従来品と同等の保護性能を確認いただいたうえで、当社は2社目の調達先として採用されました。あわせて、必要なときにすぐお届けできる在庫体制も整えました。
引き合いから納品まで、約6か月の取り組みでした。
結果

厚みを減らしたことで、当社品に切り替えた分については、廃棄物の量を約40%削減できました。価格は従来品と同水準です。
また、調達先が2社体制になったことで、1社に依存するリスクが分散されました。在庫対応により、2〜3か月かかっていた納期は、即納できるようになりました。
お客様からは、
「企業方針に掲げている廃棄物削減に効果があり、調達の面でもリスク対策につながった。」とのお声をいただきました。
環境対応は、コストの比較だけで判断されることも少なくありません。
この事例では、価格を据え置いたまま、廃棄物の削減に加えて、調達面のリスク対策という、もう一つの価値が加わりました。
調達先が限られていることのリスクは、普段は見えにくいものです。中東情勢のように原材料の供給が不安定になる局面で、納期や費用として初めて表に出てきます。
環境対応の見直しが、そうした見えないコストに目を向けるきっかけになることもあります。
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