防錆フィルム

ポリエチレンに気化性防錆剤と呼ばれる金属のサビを防ぐ成分を添加したフィルムです。金属を防錆フィルムで包むことにより、フィルムから気化した防錆成分が金属の表面に保護層をつくることでサビを防止します。以前はサビを防ぐためには防錆油とよばれる油をコーティングすることが一般的でしたが、施工に時間が掛かる上に使用前には洗浄する必要がありました。防錆フィルムでは製品を包装して、開封するだけになるため、非常に作業効率があがります。

サビにも種類があり、大きく鉄で発生する赤サビと非鉄金属（銅やアルミニウム）で発生する青サビ、白サビ等に分かれ、防錆フィルムも鉄用、非鉄用、鉄非鉄兼用の3種類があります。被包装物に適した防錆フィルムを使わないと防錆効果が発揮されないどころか、逆に腐食してしまうケースもあるため注意が必要です。

袋で使用するケースが最も多いですが、その他にもシュリンクフィルムやストレッチフィルム、気泡緩衝材として使用されることもございます。